株式会社ジークス代表 渡辺が綴るブログ「なべこら」nabecol

CES視察旅行記:デジタルヘルス、車など編

デジタルヘルス関連は、大変盛り上がってました。新ネタが少ない中で数少ない盛り上がった領域です。デジタルヘルスは、ライフログを計測して健康管理に役立てるものと、積極的に運動を促し健康増進するものと、2パターンがあります。ライフログ関連は、常にログを取り続けるため、いかに負担無く体に身に付け続けられるかがキモの部分ですので、軽くてかっこいいリストバンド形式のものが主流になりつつあります。リストバンドには、加速度センサーや心拍計が付いているので、消費カロリーや歩数ばかりで無く、心拍のログも取る事が出来ます。それを毎日記録することにより、個々の生活のパターンがわかり、生活の改善ポイントや適切な睡眠時間などを予測することが出来るようになります。これらのデータがビッグデータ化すると、病気と生活パターンの関連性なども、浮き彫りになるかもしれませんねえ。
 

私の個人的な趣味でもありますが、次はデジタル機器を使った健康増進です。会場には、自転車を使ったツールが数多く出されてました。元々サイクルスポーツは、複雑な道具を使うスポーツということもあり、科学的な分析が進んでおり、例えば自転車の空気抵抗低減に対する取組みは、自動車と同じように計算されつくされています。エンジン部分のヒューマンボディに対しても、回転数(ペダルの回転数、ケイデンスという)、そのエンジンの負荷状況(心拍数)、出力数(ワット数により計測する)なども計測しながら、トレーニングします。更に、ナビゲーションシステムなども使われていたりして、デジタル機器との親和性が高い分野と言えます。

トレーニング中の体の負荷状態を計るばかりでなく、モチベーションを上げる方法もいろいろと考えられていて、トレーニングが長続きしそうな感じがしますよねえ。特に、バーチャルで他の人とレースが出来るローラー台(って、わかります?競輪選手が室内で練習している、こいでもこいでも前に進まない、アレです)が欲しいっす。ローラー台って、時間が経つのがホントに遅くて気が狂いそうになるのですが、これがあれば、トレーニングがしまくれるような予感がします。しかも交通事故に遭う可能性が究極にゼロです。
さて、次は車の領域に行ってみましょう。なんと言っても今年のCESの目玉の一つは、自動車メーカーの本格的な参入です。AUDIはキーノートスピーチにも登壇しました。無人運転、無人駐車、自動緊急停止による歩行者保護、パネルのデジタル化、ネット接続と車用の専用ボードなどなど、車がIT化することにより、益々進化しつつあります。マツダが採用したOpenCarConnectは、オープンなプラットフォームでアプリケーションが開発、配布出来るものです。車なので、安全性を最も重視する必要がありますので、そうそう共通化は出来ないと思いますが、面白いチャレンジですね。

さて、今回の最後は、おもしろ、キワもの編です。まだまだありますが、このへんで今回は、やめておきます。きりがない。。。。

 
 

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