弊社もいよいよ、脱炭素社会の実現のため、地球温暖化対策に取り組むことにしました。正直なところ、弊社はITを生業としてますので、工場があるわけでなく、原料を仕入れることもなく、サプライチェーンも無く、せいぜい人の移動があるわけで、どれほど貢献できるかは、ずっと疑問だな〜と思ってました。各個人がやれることは限られていますし。
とはいえ、弊社は来年で30期を迎えるのですが、この先の30年を考えると、社会が持続可能になってない限り会社も存続することができません。これまでは、我々の社会は長きにわたって持続するものと思われてましたが、温暖化による影響で、明らかに不確実性が高まってきており、将来何がおこるかわからなくなってきました。最近の社会学者の本を読んでみると、気候変動のリスクは相当高まっており、すでにティッピングポイントを超えたという悲観的な論説も見られるようになってます。
我々中小企業ができることは限られてますが、社会全体で脱炭素の取り組みが始まれば、持続可能性社会の実現も不可能ではないでしょう。まずはできるところから手をつけて、小さな潮流から大きな大河の奔流を作る必要があるのではないかと思い至り、これまで会社を育ててくれた社会に恩返しする意味でも、脱炭素社会の構築に向けて、協力させて頂くことにしました。まずは、JCLP(地球気候リーダーズ・パートナーシップ)に加盟し、会社内部で何をできるかを考え、できることから少しずつ施策を始めることにしました。いずれ再エネ100宣言のRe Actionにも加盟するつもりです。今後は、会社内部の施策だけでなく、ITが持続可能性社会の実現に貢献できる方法も考え、いろいろとチャレンジしたいと思ってます。