株式会社ジークス代表 渡辺が綴るブログ「なべこら」nabecol

リリース間近!ジークスオリジナルビーコン、開発中。

長年ソフトウェアの開発を手掛けてきて、ハードウェアについては、どこかから仕入れてシステムに組み込んで売るというビジネスモデルでずっとやって来ました。とはいえ、世の中のIoTや3Dプリンターの隆盛、メーカーズムーブメントもあり、ソフトウェア開発に安住していた(安住はしてないか?)重い腰をよっこらしょと上げて、いよいよ、ジークスオリジナルビーコンの開発を手がけ始めました。実を申しますと、すでにパイロットプロダクションが出来ているレベルまで来ております。

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ジークスビーコン、略して”ジーコン”です


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ジーコンの完成予想パース


これまでの経験では、ハードウェア屋さんと話をすると話が噛み合わないことも多く、ハードの世界に足を踏み入れるのは厳しいなあと少し距離を置いておりました。数年前にメーカーズを読み、ふむふむこれからは誰しもがメーカーになれるのね、と所詮は人ごとのように考えたまま、特にアクションを起こすこともなく、なんとなくABStamperというiBeaconを使った屋内測位システムを考え、開発販売をしておりました。IoTも、いうても、デバイスがソフト化する話だし、うちはシステム開発だけやっときゃいいわなってな距離感でやっておりました。ところが、ABStamperの開発を進めるにつけ、オリジナルの機能を持ったファームウェアを実装する必要が出て来たところ、ファームレベルで対応してくれるメーカーさんが無く(一部プロトタイプということで既存製品をハード的にカスマイズして作ってもらってました)、窮地の策として、いよいよメーカーズムーブメントに乗らざるを得なくなったという次第です。
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色違いバージョンの完成予想パース マグロの握りバージョン


もちろん、弊社がハードウェアそのものを製造できる訳では無く、実際の製造は台湾のメーカーに頼んでいます。我々は仕様を考え設計書を作るのですが、特にデザインについては、ユニークでクールなものにしたい!という思いが皆強いので、社内のデザイナーにビーコンのイメージをデザインしてもらいそれを3Dに落として、メーカーが言い訳が出来ないように細かい指示を出しております。ビーコンなんて簡単な仕様だから、仕様の擦り合わせなんて簡単に出来るでしょと思いがちですが、そんなに甘いもんじゃありません。また、すべて英語でのやりとりになりますから、なかなか骨の折れる仕事でした。(私は隣で話を聞いていただけですが)。台北には何度も足を運びました。想定していた仕様と違い、慌てて台北に駆けつけたりしました。(その時私は足を運んでませんが)。GoMoreも台湾の会社ですので、効率は良いのですけどね〜。
FullSizeRender.jpgビーコンを制御するアプリは、当然弊社で開発しております。これまでのビーコンの管理アプリと比較して、初期導入、メンテナンスなど、効率的に簡単に出来るようになっております。このあたり、さすがはソフトウェア開発の専門家と言わせたいです。
ここまで来るまでにはいろいろありましたが、ようやくマスプロダクションの工程に入るところまで来ました。ほとんど完成版に近いレベルになっております。来年早々に正式に発売予定となっております。もしビーコンが欲しいという方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ!
 

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