株式会社ジークス代表 渡辺が綴るブログ「なべこら」nabecol

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Enjoy Your Working Life !! (in ZYYX-DAY)

もう何回目なのでしょう。日本海に近い福井県随一の名湯芦原温泉にて、北陸の冬にはめずらしい快晴の3月某日、今年のZYYX-DAYは開催されました。ご存じない方のために説明をしておきますと、ZYYX-DAYとは毎年弊社社員全員が一箇所に集まって、普段はなかなか話ができないメンバー間でコミュニケーションを深める会でして、まあ一言で言うと研修会なのですが、あんまりそんな感じがしないのが弊社の良いところです。どちらかと言うと社員旅行に近いのかな。午後1時からは研修が始まり、午後6時には温泉につかり、その晩は大宴会で盛り上がり、翌日は自由行動という、もうちょっと研修っぽいことをしたらって突っ込みたい気持ちもありますが、いったい誰に言えばいいんでしょう。
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この中で、その期の反省の総括と翌年度の経営方針の発表を行います。25期を迎えた今回の経営方針は、25周年アニバーサリープレゼントということで、テーマは、ずばり”Enjoy Your Woking Life”としました。
ワークライフバランスやら、働き改革やら、メディアでは、働く環境についての話題が最近非常に多くなっています。過労死やうつ病の問題も長年言われ続けてきてますが、その問題を解決するためには、その原因となっている働く環境を改善する必要があるわけです。その中で私は、働く環境を改善することはもちろんのこと、働く人のモチベーションの基になっている普段の生活スタイルを改善する必要があると思っています。
ワークライフバランスは一般的にはワーク(仕事)とライフ(プライベート)の対立軸で捉えられているようです。しかしながら、仕事が楽しくなければ、生活そのものが楽しくありません。また、プライベートな生活が楽しくなければ、仕事にも影響が出てきます。ですから、それらは対立するものではなく、そもそも相互に影響するもので、どちらもより良いものにして行く努力をしない限り、楽しい生活は送れないと思いませんか?ですから、その両方を会社としてはサポートしたいわけでして、ただし、やはり会社ですから、ワーキングライフをモチベーションを持って楽しく過ごしてもらいたいということになります。もちろん、ぶっちゃけて言うと、仕事の効率をさらに上げて、パフォーマンスを今よりも倍増してほしいってことなんですよねえ〜。
気力、知力、体力がないと仕事はうまくいきません。その中でも気力(モチベーション)を持ち続けるためには、その基本となる体力がなければなりませんし、頭の体力である知力が必要になります。健全な魂は健全な肉体に宿るわけでして、健全な魂は気力を生み出すわけです。そんなことはわかってるわい!ですよね〜。そこで私は考えました。それこそ、私の健全な魂から放出される気力を振り絞って、私の知力を総動員して、アニバーサリー25周年を輝かしいジークスの記念の年にするべく施策の数々を。(何を言っているのかだんだんわからなくなってきました。。。)
そのスローガンが、Enjoy Your Woking Life!です。その数々の具体的な施策をご覧ください。
まずは健康面からの施策です。健康といっても、単に肉体的な健康を意味してません。知的な健康ということで、様々なアクティビティをサポートする施策です。
・なんでもアクティビティサポート 1回2,000円、年間10回まで
映画、美術館鑑賞、アウトドアスポーツなど、とにかく外に出て何かをすることに関してサポートします。チケット代、交通費、食費など何に使ってもオッケーです。
・参加型アクティビティサポート 1回10,000円 5回まで(年間)
マラソンイベント、サイクリングイベントやセミナー参加をサポートします。交通費、参加費に使えます。
・健康増進サポート ジム使用料全額補助(回数制限なし)
健保組合のジムの入場料を全額サポートします。
・海外旅行サポート 1回20万円まで 費用の半分をサポート
勤続5年以上の社員が対象となります。5年に1回取得できます。
・リフレッシュ休暇
勤続10年:2週間 勤続20年:3週間 勤続30年:4週間
通常の有給とは別に、連続して取得するものです。
・チャレンジ休暇 1年間の休業サポート
社員として在籍して、いろなことにチャレンジしてください。その間の社会保険料の会社負担分は会社が負担します。
ここまでは、アクティビティをサポートするものでしたが、以降は生活スタイルを改善するものです。
・アーリーワーキング 選択制朝8時始業制度
まずは、週一回から始めます。朝早く会社に出て、午後5時には、退社してリフレッシュしてください。アクティビティサポート使って、ジムに行くのも良いですね。
さらに、会社で支給するパソコンを今後はマックブックにします。
・MacBookProへの移行
3年間使ったマシンは、MacBookProに順次移行します。もちろん、これから弊社に入社する方は最初からMacBookProということになります。
なお、これまでも、トーマツのセミナーの自由参加、週1回の英会話サポートなどもやってましたので、そのあたりもよろしく。
最後に、もともとジークスは優しいメンバーが多く組織もそれほど大きくないせいか、皆が和気あいあいと仕事をしています。もちろん仕事ですから、厳しい時もありますよ。正直言うとね。でもそれはそれで、人生の糧になります。人生の中で最も長い時間を過ごすワーキングライフでどれだけ楽しい時間を過ごせるかって、重要ですよね。そして、その楽しい時間を過ごしながら仕事のスキルが身に付くばかりでなく、自分を成長させることができるのって、最高だと思いませんか。
Enjoy Your Working Life!
 
 
 
 
 
 
 

マニラ近郊リゾートでクリスマスパーティーに行って来ました!

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ここは南国〜。寒い日本から来ると天国です。


マニラ近郊のリゾート地に、現地スタッフと一緒に一泊二日のクリスマスパーティに行って来ました。一泊二日のパーティーってちょっと変だと思いました?そうなんです。クリスマスパーティーと言っても、単に皆で行く旅行のことを言ってるだけなんですよね。目的地は、マニラの南側に位置するバタンガスリゾートの一つです。予定では、目的地まではオルティガスから3時間程度だそうです。
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乗ったらすぐに眠りこけるK保


朝9時にホテル前にレンタカー(運転手付き)で迎えに来る予定でしたが、早速遅れているとのことです。土曜日とはいえ、すでに激しい渋滞が始まっているようです。現地スタッフ4名と、今回は日本人4名の合計8名が1台のワンボックスカーで行きます。日本人2名は、2週間前にマニラに入って、現地スタッフと一緒に開発業務をこなして来ました。このバカンスでマニラ出張を終え、日本に帰国します。クリスマスパーティーは、現地駐在のT川君のアイデアで、クリスマスを何よりも大切にするフィリピンスタッフのために、会社の自腹で企画したものです。T川君らしい、実に気がきく優しい企画です。実は以前は、本当にT川君の自腹でパーティーを開催しておりました。フィリピンのスタッフの人望が厚いわけです。
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雨降ってるのが残念です


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南国のリゾートっぽいですかね?


それはさておき、マニラから高速道路に入り1時間半程度進んで、一般道路に降ります。ここまでは渋滞はありましたが、まあまあ順調な感じで、あれ?もしかして3時間もかからないんじゃないのと、大きな期待が膨らみます。でも、ここからがフィリピン。スピードが出ないジプニーやらトライシクル(3輪タクシー)やら自転車やら山羊やらが片側1車線の道を防ぎ、ドライバーが追い越しまくるものの、行っても行っても次から次から出て来ます。しまいには、橋がおちかけて片側通行で大渋滞の箇所まであり、日本では考えられないことに、チップをもらいながら適当に交通整理をしているような現地の人がいました。いくつかの街を通り過ぎ、そこには必ず渋滞があり、とにかく時間がかかります。リゾート地が近くなるにつれ、さらに田舎感が進み、ついには貧困街みたいなところまで通り過ぎ、未舗装路を通ってやっとたどり着きました。こんなところにリゾート地があるのか。どうみても、日本人はいない雰囲気です。
早速受付をすませ、部屋の割り当てをして、まずはビュッフェ形式のテラスみたいな感じのレストランで昼飯を食べます。当然完全なローカルミールで、嫌な予感が。。。もちろん日本食などはありません。ところが、パクチーなどは一切入ってないし、味付けも薄めなので、存外美味しいんですね、これが。なお、ビールなどのアルコールは、バーに行かないと買えません。ここでは、昼飯、おやつ、夕食があるらしく、現地スタッフは、おやつを楽しみにしているようです。
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ビュッフェにて。酒持ってこーい!


さて、食事を終えて早速アクティビティへ。と思いきや、風が強く波も高いということで、ほぼすべてのアクティビティが出来ないとのこと。残念。泳ぐしかない。冬の日本を出て来たので南国で泳げるだけでも、来た甲斐があるともいえる。少し泳いで、屋根付きのビーチマットみたいなところで、海を眺めながら、何もせずにいるというのもいいんではないでしょうか。普段から何かアクティビティをしないと気が済まないたちではありますので、ちょうど何も出来ないこんなチャンスだからこそ何もしないという贅沢を楽しみましょう。
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すっかりポーズがきまっているアルフレッド君。上手です。太刀打ちできませんでした。


そうこうしているうちに、夕食の時間です。昼飯とあまり代わり映えがしない気がするんですが。。。日本だとここから宴会が始まりますが、ここは異国の地。食べながら飲むという慣習はここにはありません。したがって、ビールをバーからわざわざ買って来て飲むものの、バッフェスタイルの食事は短時間で済んでしまいました。さあ、あとはやることがありません。リゾート地をぶらぶらと散歩し、ビリヤードのあるバーに行き現地スタッフと一緒に楽しみました。部屋に戻ってもテレビもありません(あっても言葉がわからないか)。他にはカラオケもラーメン屋も居酒屋もコンビニもありません。そう、そういうシンプルな生活こそリゾートの醍醐味です。文句を言わず、砂浜に打ち付ける波の音でも聴きながら、部屋に戻って静かに寝ましょう。
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クリスマスシーズンです


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リラックスしている雰囲気でもない二人


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ここはビーチリゾートです。当然ビーサンでいきます。


翌朝は天気も良くなり、いよいよアクティビティが出来ることになりましたが、シュノーケリングはすべて貸し出していてNGだそうです。現地スタッフの一人と我々3人でバイクトレイルに行くことにしました。ガイド役のお兄さんの後について、マウンテントレイルを行きます。前日の雨でmuddyですよと言われた通り、泥だらけになります。山間の現地の人々が住む住宅を抜けるトレイルなため、ものすごく現地の生活感が伝わるものでして、違った意味で味のあるものになりました。痩せ細った山羊、庭を駆け回る鶏、上半身が裸の裸足の少年たち、なぜかたむろしている大人たち、土地の権利など関係なく山の中に勝手に建てたとしか思えない平屋の家などなど。急な上り坂や下り坂もあったり、渓流を超えてみたりとかスリルもあり、面白かったです。1時間ぐらい走ったので、かなりいい運動になりました。その後、泥を落としたかったので海に入り、シャワーを浴びたらそろそろ集合時間です。全員で記念写真を撮り、マニラへの帰途につきました。帰りは大渋滞に巻き込まれ、6時間以上かかったことをご報告しておきます。
面白い経験でした。ある意味ストレスも感じつつも、すごーく、気分転換になりました。また来年も参加したいと思っています。でももうちょっとホテルのグレードを上げるかな〜。
 
 

リリース間近!ジークスオリジナルビーコン、開発中。

長年ソフトウェアの開発を手掛けてきて、ハードウェアについては、どこかから仕入れてシステムに組み込んで売るというビジネスモデルでずっとやって来ました。とはいえ、世の中のIoTや3Dプリンターの隆盛、メーカーズムーブメントもあり、ソフトウェア開発に安住していた(安住はしてないか?)重い腰をよっこらしょと上げて、いよいよ、ジークスオリジナルビーコンの開発を手がけ始めました。実を申しますと、すでにパイロットプロダクションが出来ているレベルまで来ております。

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ジークスビーコン、略して”ジーコン”です


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ジーコンの完成予想パース


これまでの経験では、ハードウェア屋さんと話をすると話が噛み合わないことも多く、ハードの世界に足を踏み入れるのは厳しいなあと少し距離を置いておりました。数年前にメーカーズを読み、ふむふむこれからは誰しもがメーカーになれるのね、と所詮は人ごとのように考えたまま、特にアクションを起こすこともなく、なんとなくABStamperというiBeaconを使った屋内測位システムを考え、開発販売をしておりました。IoTも、いうても、デバイスがソフト化する話だし、うちはシステム開発だけやっときゃいいわなってな距離感でやっておりました。ところが、ABStamperの開発を進めるにつけ、オリジナルの機能を持ったファームウェアを実装する必要が出て来たところ、ファームレベルで対応してくれるメーカーさんが無く(一部プロトタイプということで既存製品をハード的にカスマイズして作ってもらってました)、窮地の策として、いよいよメーカーズムーブメントに乗らざるを得なくなったという次第です。
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色違いバージョンの完成予想パース マグロの握りバージョン


もちろん、弊社がハードウェアそのものを製造できる訳では無く、実際の製造は台湾のメーカーに頼んでいます。我々は仕様を考え設計書を作るのですが、特にデザインについては、ユニークでクールなものにしたい!という思いが皆強いので、社内のデザイナーにビーコンのイメージをデザインしてもらいそれを3Dに落として、メーカーが言い訳が出来ないように細かい指示を出しております。ビーコンなんて簡単な仕様だから、仕様の擦り合わせなんて簡単に出来るでしょと思いがちですが、そんなに甘いもんじゃありません。また、すべて英語でのやりとりになりますから、なかなか骨の折れる仕事でした。(私は隣で話を聞いていただけですが)。台北には何度も足を運びました。想定していた仕様と違い、慌てて台北に駆けつけたりしました。(その時私は足を運んでませんが)。GoMoreも台湾の会社ですので、効率は良いのですけどね〜。
FullSizeRender.jpgビーコンを制御するアプリは、当然弊社で開発しております。これまでのビーコンの管理アプリと比較して、初期導入、メンテナンスなど、効率的に簡単に出来るようになっております。このあたり、さすがはソフトウェア開発の専門家と言わせたいです。
ここまで来るまでにはいろいろありましたが、ようやくマスプロダクションの工程に入るところまで来ました。ほとんど完成版に近いレベルになっております。来年早々に正式に発売予定となっております。もしビーコンが欲しいという方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ!