北海道では突然の大雪が降り、東京も急に寒さが本格的になって、秋をすっ飛ばしていきなり本格的な冬が来ちゃいました。二季ですね〜。その季節の移り変わりの速さに、私のペンも追いつけず、7月の弊社ベトナム現地法人の社員旅行記を今頃アップする運びとなりました。ちなみに、12月頭にはジークス本体の社員旅行にも行ってきたため、本当はこちらのネタも溜まっています。
さて、今年の夏はとにかく暑かったですね〜。東京でも異常な暑さが続いていた7月の日照りの続くある日、ひょっとしてハノイの方が東京より涼しいんじゃないかな〜と期待に胸を膨らませ、羽田からハノイに向けて飛び立ちました。6時間ほどのフライトの後、ハノイのノイバイ空港にてタクシー乗り場に降り立ったら、やっぱり暑いじゃ〜ん。そもそもハノイは暑いんでした。
すでに4回目を迎える今回のジークスベトナムの社員旅行は、地元の有名な観光地ハロン湾です。ダナンに行ったり、バンコクに行ったり、社員旅行といえば遠くに行きたがる傾向がありますが、今回はハノイ近くの観光地ハロン湾を目指します。クルーズ船で一泊し、その後、2泊をハロン湾のホテルにて宿泊するという3泊4日の旅程となります。社員旅行にしては、ちょっと長いんとちゃうかと思いましたが、そこはしっかり土日も挟むということで、ご勘弁を。

こんなバスで行きました 
船着場です
初日は、ハノイ市内の事務所に集まり出発となります。ハノイは相変わらず渋滞が激しいですが、そこを抜け高速道路を3時間ほど走ったでしょうか。奇抜な島々が海に浮かぶ景色が見え始めると、いよいよハロン湾に向かう船乗り場に到着します。船を乗り継いで、クルーズ船に乗船完了し、すぐさまレストランに全員集合。船上での注意事項の説明が長々とありましたが、いつものように、何を言っているのかさっぱりわかりません。もしかして、船が沈没した時の対処法とか説明してるんでしょうか。


昼食は、景観を楽しみながらのレストランでのバイキングとなります。船はハロン湾に無数に点在する小さな島の間をゆっくりと進み続けます。若い社員達はその美しい景観には目もくれず、バイキング料理とおしゃべりに夢中です。そうこうしているうちに、船はスンソット鍾乳洞に到着。いよいよ観光開始です。

すごいスケール! 
入口は長蛇の列。あつ〜
鍾乳洞の入り口は、かなりの高台にあり下の部分から長い行列ができてます。灼熱の太陽の下、並ぶのはあっついな〜。クルーズ船から、ツアコンのお兄さんがついてきてくれまして、鍾乳洞のいろいろなポイントを英語で説明をしてくれます。壮大なスケールで幻想的な鍾乳洞でした。

鍾乳洞の形が面白い 
こんな狭い箇所もあります
次は、TiTop島で海水浴です。ここのビーチは芋の子を洗うような混み具合で、少し沖に出ないと泳げません。うちのメンバーは、若者が多いせいか、なぜか海水浴になるとものすごく盛り上がります。なんででしょう。海水の温度が気持ちよくて、1時間近く入っていました。クルーズ船に戻り、デッキでカクテルを飲みつつ、海上からの爽やかなシーブリーズをシャワーの後のほてった肌に感じながら、夕陽が落ちるのを眺めるという至極の時間を過ごす。

芋の子を洗うようなクレージーな状況 
TiTop島です
はずだったのですが、実際は、曇っていて夕陽も見えず、肌にまとわりつくような湿気の多い海風の中、おっさん2人でデッキで瓶ビールを飲んでました。夕飯も昼と同じレストランでバイキングでした。食後は、アトラクションでイカ釣りができるということで、クルーズ船に横付けした船で雨の中、ルアーでのイカ釣りに挑戦しました。が、どうみても釣れそうな雰囲気がしない。怪しいと思い、先ほどのツアコンのお兄さんに聞いてみたところ、実は前回釣れたのが6ヶ月前で、もし釣れたらすごくラッキーだぞと言われ、ずっこけました。その後は、船の上ですから外に飲みに行くことも出来ずそのまま部屋に戻り、すぐに寝てしまいました。

ハロン湾の風景が流れていきます 
ロマンチックな夕暮れ
翌日は、朝5時前には目が覚めて、誰もいないデッキに出ました。残念ながら雨が降ってます。朝のデッキはまあまあ気持ちが良いです。しばらくしたら、またしても例のツアコンのお兄さんがデッキに出てきて、何やら準備運動的なことを始めたと思ったら、私に何か話しかけてきます。タイチー、タイチーと言ってますが、彼のポーズをみるとどうやら太極拳のことなんですね。結局私と彼と2人きりで、面と向かい合いながら、デッキで太極拳をするという素晴らしい体験をしました。

デッキからの風景 
不思議な風景ですね
朝食も、昨日のレストランでバイキングを食べて、2日目の観光の始まりです。クルーズ船から小さいボートに乗り、カットバ島のチュントラン洞窟へ向かいます。ここでは、カヌーか手漕きボートかを選択できるのですが、カヌーだと服が濡れそうな気がしたのでボートを選択。手漕きボートは、船頭みたいな人が漕いでくれます。洞窟の奥は、山に囲われた泉のような不思議な空間です。ハロン湾まで来て良かったなと思いました。オススメです。




山に囲われた不思議な海
さて、クルーズ船に戻り、またまた同じレストランでバイキングの昼食を食べていよいよクルーズ船とはお別れです。陸に上がり、バスでホテルまで移動後、Yoko Onsen Quang Hanhなる、巨大なスーパー銭湯に行きました。名前を見るとわかりますが、日本の温泉をモチーフにした施設だそうで、海外でよくありがちななんとも中途半端なジャパニーズスタイルが散見される不思議な温泉施設です。夕食もここで食べるということで、たっぷりと時間があります。たくさんの風呂があり、サウナも何種類もあります。ただし、男女混浴なので、水着で入らなければならないのが少々微妙です。それにしても、水風呂が冷たい。冷たすぎて体が痺れました。夕食は、日本料理のバイキングでした。フォーとかいろんな種類のものがありベトナムのメンバーは楽しめたんじゃ無いかなと思います。

日本風温泉ということですが 
なんか違うな〜
この2日でメインの旅程は終わり、3日目は自由行動です。我々日本人2名は、全く言葉が通じないこの地で、どうしていいかわかりませんでしたが、タンくんが終日同行してくれることになり、市内を循環している観光バスでサンワールドハロンというテーマパークに行くことにしました。途中、乗っていた2階建バスが交通事故に巻き込まれ、2階から降りてきた家族連れで1階がいっぱいになり、エアコンの効かない社内の暑さで子供たちが泣き叫び、そもそも声が大きいベトナムの人たちの怒鳴りあうようなやりとりも合わさって、阿鼻叫喚の様相を呈しました。あ〜やかましい!30分ほどして、ようやく事故処理が終わり目的地のテーマパークへ着きました。ここはここで結構な日本贔屓の建物も多く、これまた正直な話、日本人から見るとなんとも不気味なものも多かったですが、ベトナムの寺院などもあり、面白かったです。

ケーブルカー乗り口 
ケーブルカーからの絶景 
テーマパークっぽいですね
さあ、最後の夜は、恒例のガラディナーです!モッハイバーという掛け声で、ベトナム酒の一気飲みをして盛り上がります。誰かがモッハイバーという掛け声を発したら、その近くにいる人は強制的に一気飲みをしなければならないというルールです。まあ、いわゆるアルハラですね(私がされている方です)。ベトナムのメンバーと大いに盛り上がりました。いや〜楽しい。もう日本ではこんな飲み方はできません。

最終日恒例のパーティー 
盛り上がりすぎ
翌日は、強烈な二日酔いの中、なんとか飛行機に乗り込みました。さて、来年の社員旅行はどこになるんでしょうか。行く場所のネタが切れていると思いますが、楽しみです。





