今回は、まじめななべこらです。我が社のCSR活動の一部をご紹介します。私ごとで恐縮ですが、若い時に一応まじめに自転車競技をやっていたことがあります。当時は、ツールドフランスは、NHKの特集でしか見られないので、サイクルスポーツという雑誌を貪るように見て、ツールの興奮を感じてました。エディ・メルクス、ベルナール・イノーとか強かったな〜。日本人選手といえば、競輪選手の中野浩一さんがスクラッチという短距離の競技でぶっちぎりの強さで、世界選手権10連覇を成し遂げてまして、 小学生の私にとっては、スーパーヒーローでした。競技用の自転車で街を走っていると、競輪やってるの?ってよく言われましたね〜。自転車競技イコール競輪の時代でした。
ということで、どうでも良い前置きが長過ぎましたが、ヨーロッパでは国技となっている自転車競技がもっと日本で流行らないかなとずっと思ってました。そこで、若くて自転車競技に興味を持っているアスリートをサポートしようということになりまして、現在のCSRにつながる活動としてWidzKidというサイクリングチームにサポートを始めました。
最初にサポートした山本哲央君が、高校選抜大会でいきなり優勝し、その後中央大学に入り、全日本選手権の個人タイムトライアルで日本一になり、プロに転向しました。そのご縁で、中央大学の自転車競技部も僅かながらサポートさせて頂いてます。山本君の先輩格であった石原悠希君もアジア大学選手権の個人ロードレースで3位になり、国体のポイントレースで優勝したり、そのほかに輝かしい結果を残して、プロとしてヨーロッパのチームに属したりしまして、現在はシマノレーシングチームで走っています。そのほかにも、女子競輪で活躍している選手もいます。
現在は、更に若い選手が頑張ってまして、全国高等学校選抜でパーシュート2位の望月蓮君は、彼が中学生の時にサポートしていました。高校1年生ながら明治神宮外苑大学クリテリウムで優勝した筒井楓君などは、今、最も伸び代がある期待できる若者です。
実は、会社としての自転車競技との関わりのきっかけは、GoMoreというハートレートモニター(心拍計)を台湾から仕入れて、日本で販売するというところから始まってます。そもそもは、これからはウェアラブルデバイスの時代だろうということで、自転車のトレーニングに最適なこの商品を、台湾の展示会で見つけ、日本の総販売代理店の契約を結びました。効果を実践してもらうために、ジャパンプロツアーのチームで使ってもらい、レースの時に私もサポートカーに同乗させてもらったりして、いい経験をさせてもらいました。また、実販売をするために、鈴鹿の自転車のレースイベントや富士山ヒルクライムなどにも出展したり、その際スポンサー枠で実際に自転車好きな社内のメンバーと一緒にレースに出たりして、楽しいプロジェクトでした。で、この流れで、WidzKidさんをサポートすることになったわけです。
今となっては、ツールドフランスを知らない人はいないほど、自転車競技が一般に認知され、ポジティブなイメージになっているからこそ、若者がこの競技を選ぶようになってますが、WidzKidさんに集まってくる若者の本当に才能豊かなことは驚きです。これらの若者の中からツールドフランスや世界選手権を制するような選手が出てきてくれることを楽しみに夢見つつ、弊社としてもCSR活動として若者の支援を継続できればと思っています。